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CASE11訪問看護ステーション 就職

仕事と子育てを両立し働く女性の目標となる存在に

中村 敦子

1998年/理学療法学科卒業

理学療法士

社会福祉法人 聖隷福祉事業団 聖隷訪問看護ステーション宝塚 就職

中村 敦子

資格や専門技術を持って
女性が長く続けられる仕事

高校卒業時に、看護師や理学療法士になりたいという思いは漠然とありましたが、短大を卒業すれば就職にも困らない時代だったので、特に将来のことは考えずに短大へ行きました。卒業後は不動産会社に就職し、経理課に配属。ただ、女性が働くには先が見えているというか、長く続けられる環境ではないな、と感じました。だから、資格や手に職を付けて、女性でもずっと働き続けられる仕事に就きたいと考えた結果、昔から興味のあった理学療法士をめざそうと決めたんです。その後、会社を辞め、友達の紹介で知ったフィットネスクラブで働き始めました。ホテルのフィットネスクラブでしたが、メンバー会員の中には中小企業の社長や医師など、普段あまり知り合えない世代の方々が多くいました。それは後々の患者様世代でもあったので、そこでのサービスや対応が理学療法士になった今、とても役に立っていると思います。その後、フィットネスクラブでの仕事は続けながら関西医療学園専門学校に入学。一時期、仕事と勉強の両立が余りにも苦しくて、先生に「学校を辞めたい 」と泣きながら相談したこともありました(笑)。それでも、その先生の励ましのおかげで何とか無事に卒業して、PL病院に入職。そこで、改めて感じたのが、この学校は卒後教育が非常に充実しているということ。就職したPL病院では学会発表や研究の課題があったのですが、その際には職場の同僚以上に専門学校時代の恩師に助けていただきました。在学中はもちろん、卒業後も本当に親身になって指導していただき、今でも先生や学校の存在はとても大きいですね。プレゼンの仕方やデータ分析についての指導から自分が書いた学会抄録のチェックに至るまで、時には夜中まで対応してくださったこともあり、本当に頭が上がりません。今、こうして自分がキャリアを重ねて後進を指導するとき、やはり先生に指導していただいたことが土台になっていると感じます。

中村 敦子

患者様に必要とされることが
自分の喜びになっています

2006年から転居で静岡のリハビリテーションセンターに在籍していましたが、そこのスタッフは大半が経験年数5年未満で結婚も育児もこれからという世代。家庭を持ちながら働いている女性スタッフがほとんどいなかったんです。その環境を見た時、自分が子育てをしながら仕事ができる女性理学療法士のモデルケースになろうと思いました。その後2009年に出産をしたのですが、出産を機に時間の使い方についてよく考えるようになりましたね。仕事も子育ても手を抜きたくないし、どちらもしっかり両立させたい。そして、働く女性の目標となる理学療法士になりたいですね。

現在は訪問看護に携わっていますが、在宅の患者様の中には自宅での生活を大切にしたいという方と、家から出られないために在宅を選ぶ方がいらっしゃいます。特に、家から出られない、という患者様は私が訪問するのを心から楽しみにしてくださっていて、自分が必要とされているのを実感することができます。患者様のご家族とも身近に接することができ、病院での勤務とはまた違った喜びを味わうことができます。患者様のために行っていることが、実は自分のためになっているんです。この喜びをこれからも日々感じていたいですね。

History

1993年
手に職を付けたいと思い、会社を退職。フィットネスクラブでアルバイトをしながら受験勉強を行い、理学療法士をめざす。
1995年
関西医療学園専門学校へ入学。フィットネスクラブでの仕事を続けながら、通学。2年生から3年生にかけて仕事と勉強の両立に悩むも、恩師の言葉を支えに乗り切る。
1998年
専門学校を卒業し、
宝生会PL病院に入職。
2003年
結婚を機に退職。
一時専業主婦を経た後、第二協立病院へ入職。
2011年
出産・育児休暇を経て復帰し、聖隷訪問看護ステ ーション宝塚に異動 。子育てをしながら、宝塚全域の担当を担う。

Favorite

Favorite

お出かけ

3歳になる息子と一緒に、気兼ねなく行けるおいしいお店やコンサートをいつも探しています。息子だけではなく、私と夫も楽しめるのが条件です(笑)。

Favorite

バリ

バリ島が大好きで、出産前はよく訪れていました。雑貨やガムラン音楽、様々な国の人との出会いが魅力です。

Favorite

サングラス、日焼け止め

朝から夕方まで外を回って在宅訪問をするので、日焼け止めは欠かせません。

Favorite

アン・サリーのCD

歌手としてだけでなく、医師、妻、母と、すべての面をしっかりこなしていく姿に共感を持っていて、女性として素敵だなと感じます。