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今回も多くの卒業生が参加しました!
頭皮鍼の様子。。

お知らせ2018/07/11

第2回学術研修会 <東洋医学と西洋医学の融合 キイコスタイル>

7月8日(日)に関西医療学園の同窓会が主催する勉強会があり、100名の卒業生・在校生が参加してくれました。

東洋医学である鍼灸治療を西洋医学と融合させた偉大な鍼灸師がおられました。

長野潔(ながの きよし)先生です。
その志しを引き継ぎ、更にその治療法を発展させ、世界中で活躍されている鍼灸師が松本岐子先生です。その治療法は日本よりも、世界で「キイコスタイル」として大きな評価を受けています。

今回はキイコスタイル研究所代表であり、本校の非常勤講師でもある清藤直人先生をお招きして、ご講演と実際の治療を披露して頂きました。

今回のテーマは不安と恐怖による慢性疼痛に対する鍼灸治療です。

通常は、身体のどこかに病変があって、それを知覚神経が脳に伝え、我々はそれを痛みとして自覚します。

けれども身体に病変がないのに、痛みを訴える場合があります。
それは不安や過去の恐怖体験をもとに、脳自身が痛みを創り出すことがあるからです。

脳の「扁桃体の過剰活動」が不安や恐怖に関連があること、そして「背外側前頭前野(DLPFC)」が扁桃体の活動にブレーキをかけることが脳科学で解明されています。

そこで考案されたのが、DLPFCへの鍼灸治療です。

DLPFCへのアプローチにより、「不安・恐怖」、「痛み」、「ネガティブ感情」などのコントロールを行うことができる訳です。

ではDLPFCに対して、鍼灸でどのようにアプローチするのでしょうか。
脳に鍼を刺すのか?
いえいえ、そんな野蛮なことはいたしません。

人間の頭部にも沢山のツボがあり、ちょうど「背外側前頭前野(DLPFC)」の部位に相当するツボがあります。

それが「頭臨泣」、「目窓」、「正営」というツボです。

これらのツボに鍼をすることで、脳の「扁桃体の過剰活動」により発生した慢性疼痛を緩和することができます。

これらは鍼灸の古典と最新の生理学を深く勉強され、臨床において考察を重ねてこられた松本岐子先生でなければ辿り着けなかった治療法だと思います。

また一つ、新しい鍼灸治療の可能性を学び、これでまた何か、患者様に貢献できるのではないかと思いました。

次回の研修会は下記の通り開催します。
12月9日(日)13:00~16:10
関西医療学園専門学校
演題:「心の治療と痛みの治療」
講師:川崎勝巳 先生
皆様のご出席をお待ちしております。

専任教員
宮井健二

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