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卒業実技試験の様子。。皆、十分な技術を身につけてます。。

お知らせ2015/12/09

鍼の実技授業について

師走の第一日曜に、毎年、3年生実技試験が行われます。最初に鍼やもぐさを触ってから、皆さん、随分成長しました。3年前の懐かしい記憶を思い出しながら、今回は、鍼実技の内容を紹介したいと思います。

 現在、臨床で一般的に使用されている鍼は、『毫鍼(ごうしん)』という鍼です。『毫』は“細い毛”を表す漢字で、『毫鍼』は文字通り、“髪の毛の様に細い鍼”を意味します。
 毫鍼は、非常に細く、加重すれば簡単にたわむとても繊細なものです。ですが、この鍼を人の身体に刺すのは、実はそう難しいものではありません。
現在、臨床で一般的に使われている鍼は、ステンレス製が多く、硬くてコシがあり、尚且つ鍼自体がシリコンコーティイングされている為、摩擦も少なくスムーズに刺せる構造になっています。なので、“自称不器用”さんでも、ある程度練習すれば簡単に鍼を刺すことができます。

しかし!本校の授業では銀製の鍼で練習をしています。銀鍼は非常に柔らかく、鍼自体も摩擦が大きい為、ステンレス鍼に比べると、スムーズに痛み無く刺すのは難しくなります。鍼を差し込もうにも、圧をかければ簡単に曲がってしまう為、『旋撚刺入』という独特の方法でなければ鍼が進みません。更に、施術の効果を上げる為にも、安全面からも、目的の角度や深度に、正確に刺鍼をコントロールしなければなりません。
ではなぜ、わざわざ扱いの難しい鍼を使うのかというと、しっかりと手に鍼の感覚を馴染ませて欲しいからです。繊細な物を扱う手は、動きも繊細になり、感覚も研ぎ澄まされていきます。

3年生での臨床実習に向け、本校では1~2年生のうちにこのような厳しい鍛錬を積み重ねています。それは、卒業までに『鍼を刺せるようになる』ことではなく『施術ができるようになる』ことを目標に掲げているからです。

すっかり鍼灸師の技術を身につけた3年生、卒後の活躍を楽しみにしています!!

(教員:薦田)

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