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お知らせ2015/09/04

脉診から日焼け治療の考察①

私の鍼治療は脉診を第一としています。他の診察法は蔑にしているのか、と言うと、そうではありません。四診法を駆使しているわけですが、望・聞・問は、切診の中に含まれる脉診をより確かな情報にする為に使っていることになります。言ってしまえば、問診が得意な人は、問診から脉診を考えるのではないでしょうか。これと同じことだと思います。そういう意味で、私は脉診の情報が欲しい人間、ということになります。
今回、私事で恐縮ですが、山行中に起こった「日焼け」について、私の脉診法と鍼治療を2回シリーズでお話ししたいと思います。
標高が2000mに近づくと森林限界を越え始めるので、日差しはたいへん強くります。
山に入る場合、これぐらいの常識は知っておかないと後で痛い目に合うのですが、私は日焼けを甘くみていたのか、今までにないほど、膝から足首の上(前後)まで赤く焼けてしまいました。ここからが苦痛と苦悶の始まりとなります。
通常、日焼けは、冷やすことが一般的な治療法だと思います。山のファーストエイドにも書いてあります。私もそれにならい湧水で冷やしましたが、その時だけヒリヒリ感と痛みが和らぐだけでした。夜、そんな足で寝袋に入ると、ヒリヒリ感と痛みが増すので、これはもう鍼をするしかない、と思うに至りました。

1、病症と四診法
主訴 日焼けによるヒリヒリ感と痛み、及び熱感や張り
 望診 赤・青 聞診 無 問診 無
 切診 患部は張って熱感が強い
 腹診 臍付近で、脾・肝の診所の膨隆(難経腹診)
脉診 右関上 浮実数弦滑(難経脉診)
  ①浮脉は、邪気と正気の戦いが衛気の流れる皮毛部で行われています。
  ②実脉は、有力で正気は充分あり邪気の侵入と戦っています。
  ③数脉は、陽に属し熱が強いことを現しています。
  ④弦脉は、風邪の影響や疏泄失調の脉状であり、痛みや張りを起こしています。
  ⑤滑脉は、実熱がある場合の脉状であり、熱感を起こしています。

2、一般的な治療
①問診や病症から考えるのであれば、日焼けは太陽の熱で焼かれているので冷やしま
す。
②また上の脉状から、指を脉に当てれば力強さが感じられるので実熱を処理します。

次回は私の考える治療法についてご紹介致します。

(非常勤講師:本田滋一)

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