東洋医療学科/東洋医療鍼灸学科 2018/12/16
刺さないけど「鍼」
今日は今年最後のオープンキャンパス。
今年1年分の思いを込めて・・・ ミニ講義では「眼精疲労」の鍼灸治療を紹介しました。
今、私たちの生活に、パソコンやスマホは欠かせません。便利になった分、VDT病(インターフェイスを見ることによる様々な症状。目の痛み、充血、ドライアイ…)はどんどん増えています。年末、肩凝りや眼の疲れを訴える患者さんは、臨床室でも多く見受けられます。
そこで直ぐにつかえる眼精疲労につかえるツボ等をご紹介。
全身に分布する361穴の中には、目に効くツボは沢山あります。「光」、「明」、「泣」などの文字がつくツボは主に目の症状に効くとされています。
例えば、承泣(しょうきゅう)、光明(こうめい)、臨泣(りんきゅう)、晴明(せいめい)などです。
目の周りは、皮膚も薄く、あまり鍼に慣れていない方は「鍼を刺す」のは、恐いと感じる事がほとんどです。今回は、その様な方にでも十分に効果を感じてもらい、かつ全く痛くない「刺さない鍼」を見て頂きました。
鍉鍼(ていしん)という鍼を、ツボにかざし、筋緊張を取って行きます。一見、ただ金属の棒をツボに近づけているだけのように見えますが・・・治療前後では、明らかに筋肉の硬さが変わります。
不思議な感覚の治療ですが、東洋医学を勉強し、指先の感覚をトレーニングすれば誰でも出来るようになります。
「刺さない鍼」、試してみませんか??
青野