お知らせ
鍼灸科授業紹介 ~耳鍼~
本日は「耳介療法」の授業紹介をさせていただきます。
耳介療法というのは、耳のツボを鍼で刺激する事によって病状を改善させる療法のことです。
ちまたで耳ツボダイエットというのをよく聞きますが、これも耳介療法の1つです。
耳介療法には、フランスのポール・ノジェという医師が発展させた方法と、中国式の方法があるのですが、今回講義をしていただいている西川昭寛先生はノジェ方式に乗っ取り治療をされているそうです。
今日は1回目の授業ということで、はじめに耳介療法の歴史や耳の基本的な構造を講義していただきました。耳は身体全体を投影しており、それはあたかも胎児が子宮内でさかさまの位置にいるような格好で耳に配置されているそうです。
講義の後、耳の施術ポイントの中心点となるゼロポイントと、身体の脊椎にあたる耳のポイントに鍼をする実技を行いました。脊椎のポイントは全部で4か所。探し方のコツを教わりましたが、みんなそれぞれ耳の形が微妙に違うので思ったより難しそうです。
耳に鍼って痛そうなイメージがありますが、全然痛みはありませんでした。
おかげで上手に刺入できました。
耳介療法はいろんな病気に対応できるみたいですが、特に痛みを取るのに有効な治療法だそうです。みなさん大変勉強熱心で、クラスみんなでフランスに勉強しに行こうと言っていました。ぼくも連れて行って(笑)
東洋医療学科 中井